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電王戦について

遠山五段の電王戦総括 「将棋界は何と戦っていたのか」を拝見して。

ブログというのは文章で表現するものであるから、
多少の文学的表現はあってしかるべきだ。
遠山五段の、「何と戦っていたのか」あるいは「(その戦いに)勝った」などの表現は、
お好きな映画からの引用であり、表現の趣向を凝らしたものである。
それ故に、「勝った」という表現をそのまま額面通り受け止めてしまうと、
思わず反論したくなるほど刺激的なものであると、個人的にはそう思う。

さて、素直に、今回の電王戦が、様々な立場の人たちや、将棋ファンの人たち、
世間一般の人たちに「喜んでもらえたのか」と言えば、一言では難しい。
少なくとも、世間の反応は、ぼくが思っていた以上に(正直言うと、
何も思っていなかったのだが)、大きかったように見えた。
ただ、人間対コンピューターの将棋対局が、興行として成り立つのか?
素直に面白かったのか?と問われると、ぼくはどちらかと言えば否定的な意見である。
つまり、面白かったり喜べたりしたのなら、
リピーターとなって、「また観たい」となるはずだが、
今回の電王戦そのものは、非常に興味深く観戦できたものの、
またやってくれ、今度はこの棋士でやってくれなどと、
これ以降のことに対しては、どうしても積極的になれない。
いや、それどころか、今後のやり方如何によっては、
結構深刻な問題を作ってしまったようにも思えるのだ。

実際に対局した棋士の方々、プログラマーおよび研究チームの方々、
スポンサーのドワンゴ様、遠山五段をはじめ電王戦開催に際して尽力された多くの方々、
皆様、お疲れ様でしたし、催し物としては一定の成功を収めたと評価できます。

ぼく自身、関心ないようで、モバイル会員というこもあり、プロ対COMの対局を、
スマホで思わず食い入るように観てしまったことは事実です。

しかしながら、トッププロ棋士同士のタイトル戦と同じ感覚で楽しめたのかというと、
それはない。
もちろん、そうでないことは当たり前だと言われそうだが、
それでは何のための電王戦なのか?
遠山五段は、
「今は主に名人戦という舞台で、ファンに喜んでもらう戦いが行われています。」
という表現をされた。
これを拝見すると、ファンに喜んでもらえるための戦いとして、
電王戦も名人戦も同様に「ひとつのコンテンツ」として扱われているように見える。
いえ、もちろん、だから「けしからん」という気はございません。
名人戦の伝統を重んじる気持ちはぼくも抱いているつもりだが、
プロの将棋は「伝統文化」であると同時に「興行」としても成り立たせないといけない。
実は、大相撲も同様の課題を抱えているのだが、伝統文化と興行との両立は、
意外なほど難しいものなのだ。
だから、プロの将棋を論じる時も、どちらかを強調しすぎると、
どちらかを否定することになるということを意識し、バランスを考えなければならない。

伝統とか文化とかいう言葉を持ち出すと、ややこしくなるので、
わかりやすく、興行面としてだけ考えたとして、
果たして、今後、プロ棋士とコンピューターとの対局は興行として成り立つのか?
相当やり方を考えなければならないのだろうが、難しすぎる命題のように思える。
いや、無理してやるほどのものかどうかでさえ、怪しい。
もちろん、素晴らしいアイデアがあれば、ぼくも否定的にならずに応援する。
今回の電王戦、確かに盛り上がったと思う。
賛否両論、様々な意見が噴出したという事実をみても、間違いなく盛り上がった。
また、プロ棋士が勝って喜び、負けて衝撃を受けてと、
感情面からみても、多くの方々が盛り上がった。
その現象を「ファンに喜んでもらえた」と表現することにも、広い意味では賛成である。
少なくとも、昨年の「第25期竜王戦七番勝負」というコンテンツよりは、
多くのファンや世間一般に喜んでもらえたのは、悔しいけど間違いない。

しかし、その成功をこのまま継続させていくことができるとは思えないほど、
プロの将棋界にとって大きな課題ができてしまったこと、これを見逃してはならない。
ただ、長くなるので、この課題については、
「コンピューター将棋について・その3」で記述したいと思う。
(あぁ、なんだかドツボに嵌ってしまったような感じ(嘆)・・・・・・・・・。)

今回の電王戦、やってよかったというのは、ぼくの結論である。
しかしそれは、将棋というのはまだまだこんなにも面白さを秘めていたのか、
そのことを今回改めて発見できた、というような類ではなく、
コンピューター将棋というのは、ここまで来てしまっていたのかという事実を認識できた事、
そして、このまま進化を続けて行くと、プロのトーナメントに悪影響を及ぼす可能性がある、
という課題を突きつけてくれたという意味においてである。

ああぁ、でも、もうちょっとプロの方が強い時期があってほしかったなあ・・・。

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