第70期名人戦七番勝負第4局
先手と後手とで、まるで別人のようである。
両者とも。
これが、現時点で将棋を極めた二人の将棋に対する結論なのだろうか?
いや、信じがたいし、認めがたい。
これでは、誰も相居飛車をやらなくなってしまう。
まあ、通常の対局ではこうはならないのだが。
極めるとこうなってしまうのか、
まだ極めていないからこうなってしまうのか。
羽生ファンの方々は、おそらく全く違う見解だろうが、
ぼくから見ると、これで羽生二冠が一歩リードしているのである。
羽生先生からタイトルを獲るには、あるいは防衛するには、
七番勝負の最初の段階で、0-3あるいは1-3(羽生先生から見た成績)とリードしておかないと、
大抵駄目である。
2-2からタイトル獲ったのって、若い時の竜王戦での康光王将くらいなものじゃないかな?
例外中の例外は、あの竜王戦での・・・(思い出したくないでが・・・)。
いや、だから、あの出来事は、この期に及んでもまだ信じられない。
その後、あきら竜王は2-2から防衛もしている。
ほんとに以前は、羽生先生からタイトルを獲るのも、防衛するのも、
とてつもない大事業のように感じたものだった。
今だって、そう簡単なことではない。
さて、次の第5局はどうなるのか?
またいつものように、先手番が終始リードを保ったまま勝ちきるか。
はたまた、後手番が起死回生の指し回しで勝利するのか?
おそらく、後手の羽生二冠がどんな戦法で来ても、先手森内名人は対応するであろう。
そういう意味では、序盤作戦のカギを握っているのは、実は後手番。
でも、もう矢倉はやらないような気がするな。
▲4六銀戦法でも、急戦でも、あれだけ一方的にやられたら、
他の事やっていただいた方が、見ているこちらも楽しい。
振り穴なんて、どいうでしょうかね?
・・・・やらないだろうな、たぶん。
第5局は、もう来週だよ!
(そして棋聖戦、王位戦と、ほんとにお忙しいお方だ。
一方は、「専念」できますからね。
なんか、卑怯というか、不公平というか。
もし防衛してしまったら、もう弁護の言葉もありません。)


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